ゾーン・オブ・ザ・デッド
2/5リリース トランスフォーマー
※予告編
原題も'Zone of the Dead'。我らがケン・フォリーを主役に迎えて作られたセルビア初のゾンビ映画です。共演はロブ・ゾンビ版「ハロウィン」に出ていた(らしい)クリスティーナ・クレベ。
深刻な公害が広がるセルビアの工業都市のとある駅。演習の為にやって来た軍人と地元警官が小競り合いを始め、警官が撃った流れ弾が貨物列車に当たり、タンクに詰まっていたゾンビウイルスが漏れ出してしまった! そんな時、国際指名手配犯を護送中のインターポール捜査官レイエスたちが街にやって来て…。
フォリーおじさんは引退間近の伝説の捜査官役! 新人のネエちゃんや囚人と協力してゾンビと戦った後、ひと気の無い警察署へ逃げ込むという展開。そう、ボクらの大好きな「ゾンビ」と「要塞警察」が夢の合体!!
そんな感じで、ここまではやたら盛り上がる展開だったんですが、意外にもこの立て籠もり状態になってから一気にトーンダウン…。それというのもこの作品、ちょっと今の映画としてはテンポがノロいんですよ。そしてお約束なシーンは続くものの、お話としてそれ以上の広がりは見せてくれない…。
もちろんB級映画なんだから…と言われればその通り。でもそんな不満が出るのも、映像が醸し出す雰囲気が悪くないからなんですね。
まずはゾンビ! そこまでお金は掛かってないと思われますが、正統派の特殊メイクでかなりイイ感じ。グロ映像も今時のCGに頼ったヤツじゃないから嬉しくなります。またバリエーションも豊富で、尼さんゾンビや湯上りゾンビ(巨乳!!)も登場。子供ゾンビにも容赦無いあたりは、さすがセルビアという感じ?
ゲスト扱いでの出演は多いものの、ここまで完全な主役に配されたフォリーというのも久々でしょう。そして彼が主役という事で察せられるように、本家ロメロ作品へのリスペクトが感じられるセリフやシチュエーションがバンバン登場します。例えば「ザ・クレイジーズ」みたいなガスマスクに白装束の特殊部隊ゾンビとか。
あと、新人捜査官役のクレベはイマイチなルックスですが、地元セルビア娘のおネエちゃんがエロかったから問題無し。
この製作チーム、もうちょっと脚本面で頑張れば次回作は結構期待できるんじゃないでしょうか。ゾンビ映画ファンなら抑えておきたい作品だと思います。
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