ゾンビ・ファイト・クラブ
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原題は‘屍城’(英題'Zombie Fight Club')。「Z108地区 ゾンビ包囲網」に続いて、ジョー・チエン監督が放つ台湾製のゾンビホラーアクションです。主演はアンディ・オン。マイケル・ウォン、ジャック・カオ(カオ・ジエ)、「ビーチ・スパイク!」のジェシカ・Cが共演です。ゴードン・チャンが製作に名を連ねています。
台北。ドラッグ売買組織のアジトになっている古びたビルの一室を急襲した台湾警察特殊部隊。だが、隊長のマーたちは部屋にいた男女を見境無く射殺し、現場にあった大金を持ち出そうとする。これに怒った隊員のアンディが部屋を飛び出すと、何とそこにはゾンビの群れが!
ビルの別室で開かれていたミュージシャンの乱痴気パーティ。そこで美女たちに配られていたパーティドラッグに“ゾンビ”ウイルスが混入! ここを感染源に住民たちが次々にゾンビ化。生き残った者たちは脱出出来るのか?!という展開で、前半戦は“ファイト・クラブ”というよりも「ザ・レイド」meetsゾンビ映画といった趣き。
で、ゾンビ化で既に崩壊した都市を見せるオープニングから始まって、絵に描いたようにサグいアンちゃん+エロいおネエちゃん(ヌードもアリ)が繰り広げるエッチなシーン。そして、デブDJにフ◯ラしていたおネエちゃんが次第にゾンビ化していってガブッ! 大流血!! ギャーッ!!!
更には主人公たちが繰り広げる大銃撃戦&大爆破!マイケル・ウォン演じるどぐされ隊長たちが、バースデーパーティ中の女子大生とその父親が住む部屋に逃げ込むと、今度はそこのおネエちゃんたちに襲い掛かる! といった感じで、絵的にはB級映画としてはかなりイイ展開が連続します。
が、しかし。ネタを盛り込み過ぎたのか、一つ一つのシーンの見栄えは良いものの、トータルで見るとテンポが悪いんですよねえ。一見悪くないCG関係が、実写にベタ貼りしてるのが丸判りなのも萎える点。
そして「ファイト・クラブ」的展開になるのが、始まってちょうど一時間過ぎ、お話的にも唐突に一年後となって、まるで別の作品をくっつけたような作りなのはどうなのか。そこで繰り広げられる格闘シーンや、またしても絵に描いたようなエロいネエちゃんたちがバンバン出てくるのはイイんですけど。
こんな感じで、良くも悪くも「Z108地区」からの進歩が感じられない作品でした。
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