コマンドーR
9/18リリース AMGエンタテインメント
原題は'День Д'('Den' D'、英題'Day D')。ミハイル・ポレチェンコフという元軍人のガチムチアクション俳優が監督・主演で撮ったロシア製戦闘アクションです。当然、2ちゃんねるを中心に広がる根強い「コマンドー」人気を当て込んだ便乗商品かと思ったら、メーカーの広告には“完全リメイク!!!”“完コピ”という惹句が!! でもIMDbではリンクされてない?! うーん、色んな意味で期待しながら視聴してみました。
一人娘と共に元軍人イヴァンが暮らす山小屋を謎の武装集団が急襲! 奮闘虚しく娘を人質に取られたイヴァンは、旧ロシア圏某国の大統領暗殺を強要されてしまう。だが無理矢理乗り込まされた旅客機から離陸直後に脱出! 娘を救い出す為に敵のアジトを探るのだが…。
とこんな感じで、メインストーリーはホントに「コマンドー」そのまんまでした。
もちろん細々変わってるところもあって、例えば旅客機からの脱出も既に飛んでる状態からパラシュートでダイブするみたいに本家より派手になってるシーンも多々あります。
主演のポレチェンコフは、ロシア製アクション映画の常ですが、どっちかと言えば悪役の方がお似合いのルックス。もちろんシュワの華やかさとは比べるべくもありません。その代わり、レイ・ドーン・チョンのポジションをロシア美女がヤッてるのは良かったかな。彼女、スタイルがバツグンで、何故かビキニ姿も披露してくれます。娘役のコは愛嬌がある系で完全にアリッサ・ミラノの圧勝だったけど。
というか、このダブルヒロイン絡みの面白シーンがことごとく削除されてるのは納得がいかなかった! 例えばサンドイッチのシーンとかロケットランチャーを逆発射しちゃうトコとか。特にブラウスのボタンを引き千切るシーンでオッパイポロリがあるんじゃないかと期待したのに丸ごと無いんだもんなぁ。監督・主演のオッサンわかってないよ!
もう一つ気になったのは、何故かBGMがコミカルテイストな事。ひょっとしてロシアでは「コマンドー」はアクションコメディとして認識されてるのか? でもその割りにシュワの肉体を活かしたあのシーンやこのシーンが無くなってるし…。うーん、やはりロシア人の感覚はよくわかりません。
そんな感じで、あれが無い! これはあった! と、ヘビーな「コマンドー」ファンなら格好のネタになる作品ではないでしょうか。
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※オマケ