ワイルド・ブロウ

原題は'Illegal Tender'。ジョン・シングルトン製作によるヒスパニック系クライムアクションです。主演は「コーチ・カーター」「パルス」のリック・ゴンザレスと「CSI:マイアミ」初期の準レギュラーだったワンダ・デ・ジーザス。

1985年、ブロンクス。ドラッグのディーラー、ウィルソンは仲間の裏切りにあって銃殺されてしまう。それから21年後。父の命日と同じ日に生まれたウィルソン・ジュニアは大学生になっていた。だが女手ひとつで息子たちを育ててきた母ミリーは突然引っ越しを告げる。そして語られる衝撃の過去。ギャングのボスから組織の金を盗んだと疑われて死んだ父の事、そして彼らもまた組織に命を狙われ続けていた事。にわかには信じられないウィルソンだったが、殺し屋の襲撃を受けた事で決意を固める。母から悲しい過去を拭い去る為に、ボスがいるというプエルトリコに飛んだウィルソンだったが…。

まぁ、つまんなくもないけど、大して面白くもない凡作でした。全ての要素の描写が不足しているし、安易に事が進み過ぎるから、物語全体に魅力を感じないんですよね。

特にヒドいのがプエルトリコギャングの弱さ! だって、さっきまでただの大学生だったアンちゃんにあっさり撃退されちゃうんだもの。

その主人公を演じるリック・ゴンザレスも、ただの大学生というよりは街のチンピラがお似合いのルックスで、イマイチ役にあってないと思う。

HEROES」シーズン2のダニア・ラミレス、「グリズリー・パーク」のズライ・エナオ(ヌードあり!)とラテン系のカワイコちゃんが見られたのは良かったですけどね。