THE HITMAN チャーリー・バレンタイン - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

出版社/メーカー: アメイジング D.C.
発売日: 2012/06/06
メディア: DVD
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原題も'Charlie Valentine'。ベテラン俳優のレイモンド・J・バリーが主演したクライムアクションです。共演は「NCIS」シリーズのマイケル・ウェザリー。更にジェームズ・ルッソ、スティーヴン・バウアー、キース・デヴィッド、そしてトム・ベレンジャーが出演してます。監督・脚本は「アメリカン・エネミーズ」「ジェット!!」のジェシー・V・ジョンソンです。

引退を決めた老ギャングスター、チャーリーは、老後の手土産にと勝手知ったる組織のボス、ロッコのアジトを急襲する。しかし計画は失敗。仕方なく、かつて捨てた実の息子、ダニーの家に転がり込んで…。

このパターンだと、息子との暮らしの中で今まで忘れていた(知らなかった)人間らしい温もりを…みたいな展開になるのかと思いきや、主人公がやるのはロサンゼルスでケチなチンピラをしていた息子をけし掛け、店のアガリを強盗してしまう事! まぁ、悪事でしかコミュニケーションが取れない根っからのヤクザの哀しさ…という事なのかな? 最後まで見てもそこまで描けてはいないんだけど。

他にも、時代に取り残された本物のギャングスターが感じる悲哀みたいなのを描き…切れてなかったです、やっぱり。ホント、絵で見せるのはイケイケドンドンな姿ばかりで。

ただ、このイケイケドンドンなトコがスゴい! 銃撃戦はこれでもかというくらいの血塗れ描写! 血糊の量はヘタなホラー映画よりも多いんじゃないでしょうか。

珍しく主演してるバリーを筆頭に、役者の雰囲気が良い分、ヤクザ映画としてはソコソコには面白い作品でした。