バイオソルジャー
個性が強過ぎて解散したグッドウィン率いる特殊部隊に五年ぶりに召集が掛かる。彼らに下された指令は、通信が途絶えた大量破壊兵器研究所に赴き、データの回収と研究所を破壊する事。極寒の研究所に降り立った彼らを待っていたのは、人間から記憶を消し去り生存本能のみの生物兵器に変える新型ウイルスに感染した研究者たちだった!
って、どっから見てもよくある日本未公開のB級SFアクションのストーリー。じゃあ何故本作が日本公開されたのか? 予告を見た段階ではかなり不思議だったんですが、これが意外に迫力があって十分見られる出来になってる!
見られるレベルに仕上がってるのは、やはりそれなりにお金がかかってるからだと思います。登場人物は銃の構え方が様になっててちゃんと軍人に見えるし、旧ソ連時代の遺物なのか、舞台からも秘密研究所と言われて納得出来る重みが感じられます。
ストーリーに戻ると、結局隊員全員が既にウイルスに感染していて成す術無し。だったら座して死を待つよりも戦って死のうぜ! と仲間同士によるバトルロイヤル開戦!! 何かが間違ってる気もしますが、こういうアホなノリも結構楽しかった。アクション自体もコマンド格闘術メインで中々に迫力があったし。
気になったのは、これは最近のロシア映画に顕著なんですが、今更やってもダサくてウザい印象を残すだけで西側じゃ誰もやらなくなった「マトリックス」や「リベリオン」的VFX満載アクションシーンを挿入する事(これの代表格が「ナイト・ウォッチ」)。役者がやってるアクションが本格派な分、これは余計だったなぁ。まだロシアじゃこれがイケてるんでしょうか?
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