沈黙の奪還

 “沈黙”シリーズ15周年記念作品と銘打たれてはいますが、その実態は米本国ではビデオスルーのスティーヴン・セガール主演作。
元CIAで今は怪しげな道場で怪しげな拳法を教えてるセガールが、幼い娘と休暇を過ごす為に亡き妻の故郷ルーマニアへ。しかし着いた早々、出迎えに来た義父は爆死! 娘は誘拐! セガールも現役CIAから拉致される!
という感じで絶体絶命になる訳ですが、相変わらずの無敵ぶりなんでちっともハラハラしません(w。娘が誘拐されてるのにセガールは余裕綽々なんだもんなぁ。ちょっとは焦れよ!
ストーリー的には実にVシネマライクな底の浅さ。目新しい点を挙げれば、トップレスバーのお姉さんたちを筆頭に、結構なお色気シーンがあるトコくらいでしょうか。
監督はドイツでテレビムービーを撮っていたミヒャエル・ケウシュって人。この後セガール主演作を2本撮ってるみたいだけど、余り期待出来そうもありません。