ドラゴンの秘宝 ジークフリートの冒険

4/6レンタルリリース トランスフォーマー
　原題は'Siegfried'。ドイツの英雄ジークフリートの冒険を描いたファンタジーアドベンチャー…なんですが、パッケージの真ん中に写ってる兄ちゃんがえらくアホ面なのが気になる…。その答えは公式で予告編を見れば一目瞭然、子供向け(?)のコメディ映画でした。
桃太郎の様に川をドンブラコと流れてきた赤ん坊にジークフリートと名づけて育てる中年男ミーメ。しかし成長したジークフリートは力は人一倍強いが頭は空っぽ。体良く村から追い出されたジークフリートに着いていくのは豚一匹で…。
この後は行き当たりばったりの大冒険の末に伴侶を見つけて目出度し目出度し。その間、下ネタ多めで低レベルで垢抜けないギャグのオンパレード。タイトルにもなってるドラゴンも拍子抜け。お供の豚を筆頭に動物が喋り捲るので子供には良い…のかなぁ?
個人的には全く期待外れ。ファンタジーとしては勿論、コメディとしても。ジークフリートが登場するマトモなファンタジー作品をご所望の向きには、七月にホールマークによるTVムービー版「ニーベルングの指環」がリリースされるので、そちらを期待していて下さい。

※「ニーベルングの指環」の予告編