スカイバウンド 大地消滅

原題も'Skybound'。ドイツ製のスカイパニック映画です。ただ、主演が「U.M.A レイク・プラシッド ファイナル」に出ていた(らしい)スカーレット・バーンと「THE FLASH/フラッシュ」のリック・コズネックで、セリフも英語。「アレキサンダー・ソード」のギャヴィン・ステンハウス、オリジナル版「THE KILLING/キリング」のモーテン・スアバレが共演です。監督・脚本のアレックス・ダヴァコリというヒトはコレが初作品みたい。

12月27日、ロングアイランド。恋人のマットから、プライベートジェットを使ってカリフォルニアへ向かう夜間飛行のサプライズプレゼントを貰ったリサ。友人たち男女三人も搭乗してジェット機は離陸するが、しばらくすると突然機内の電気系統がショート! エンジンも急停止してしまう。マットが故障箇所を直しにいくと、そこには見知らぬ“密航者”の男が…。

こんな感じで、ここまでだと密室劇、シチュエーションスリラーとして、既視感あり捲りな展開です。ところが本作はここからが!?

と書きましたが、そこからの展開が、上に貼った日本版のジャケや予告編で完全にバラされちゃってるんですよねえ…。まあ、話自体は陳腐なモンですが、燃えながらも爆走を続けるバッファロー等、面白い絵はあるのになあ。勿体無い。

あと、映画全体から伝わる雰囲気が妙に軽いのも気になりました。被弾した体から弾を取り出す緊急手術!という定番のシーンすら軽い軽い。取り出すと直ぐに元気いっぱいになっちゃうくらい。おかげで、途中機内で起きてる非常事態は、果たして現実なのか?それとも幻覚なのか?!という展開には、妙なリアリティがありましたケド。