U.M.A レイク・プラシッド ファイナル


LAKE PLACID: THE FINAL CHAPTER - Trailer - On DVD March 25

原題は'Lake Placid: The Final Chapter'。モンスターパニックシリーズの第四弾にして完結編です。主演は前作に引き続いてのヤンシー・バトラーと「ロー&オーダー」のエリザベス・ローム。ロバート・イングランドも出演してます。監督は「奪還 アルカトラズ」のドン・マイケル・ポールです。前作の感想はこちらにチョロっと書いてます。

いまだ巨大ワニが生息するあの湖。希少生物という理由から、新任の保安官テレサは軍と協力して湖の周囲を柵で覆い、実態調査を優先するが、住民たちはワニの撲滅を望んでいた。そんな中、密猟者たちが密かに湖へ侵入。更に、誤って地元の高校生たちまで入ってしまい…。

まず、三作目の完全な続編になっていました。でも、だとしたら、あんなに獰猛なワニさんたちがウヨウヨいるのに悠長な事やってんなぁ…という気がするオープニング。

で、この手のモンスターパニックなら定石の、出るか出るか…出るのか…出たー!みたいな、恐怖シーンの緩急というかタメみたいなのがほとんど無い作品でした。岸辺に行ったら直ぐにワニが出てパクッ! ちょっとピンチに陥れば、またワニが出て来てパクッ! というのが最初から最後まで延々と続く。そんな感じなので、安いCGとはいえ、派手なスプラッタシーンが連続するワケで、ちょっと面白い、と始めのうちは思ってみたものの、やはり映画としては深みが無くて大味な印象に。

他にも、登場人物の行動が一々マヌケで単純なのも気になりました。ネタフリが始まったと思ったら、もうオチかよ!みたいな。

まぁ、一見派手だし、そこそこ可愛いお嬢さんたちがヌードのサービスをしてくれたりもするから、BGVとしては悪くない、かも知れません。完結編と謳うなら、もうちょっと頑張って作って欲しかったですけれど。