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レジェンド・オブ・ヴィー 妖怪村と秘密の棺

原題は'Вий'(別題'Viy')。かつて「妖婆・死棺の呪い」(「魔女伝説 ヴィー」)として映画化された、ニコライ・ゴーゴリの短編『ヴィー』を、九十億円の巨費を投じて再映画化したロシア製のファンタジーアドベンチャーです。主演はイギリス人のジェイソン・フレミングで、「SOLDIER ソルジャー」のアレクセイ・チャドフ、「ファイヤーハート 怒れる戦士」のアグ二ア・ディコフスキーチェ、更にはチャールズ・ダンスが共演です。監督は「シティ・コネクション」のオレグ・ステプチェンコ。

1701年、英国。恋人を残し、世界地図完成の野望に燃えて冒険の旅に出たジョナサン・グリーン。一年後、魔女が棲むと噂される東欧の村にたどり着くが…。

って、『ヴィー』ってこんな話だっけ??

実は、「妖婆・死棺の呪い」でも描かれた神学生が三日三晩祈祷して〜というお話は、主人公が旅してる一年の間に済んじゃって、しかも冒頭の数分間で見せられるだけ!

で、その村にやって来た冒険家兼発明家の主人公が、魔女伝説&村に潜む謎に挑む!という風に改変、アドベンチャー色を濃くして作られた構成でした。

実際は、村のイイ顔したオッサンたちが主人公に語って聞かせるというテイで、その神学生vs魔物のシーンは見せてくれます。そして、ソコ + 主人公が魔物と対峙するシーンは、結構面白く作られていました。元々は3D映画だったらしく、画面の奥から手前にドーン!みたいな動きが多めなのは気になりますが、魔物はグリグリ動くし、デザインも頑張ってる。というか、あんなに動く絵を3Dで見たら確実に酔うと思うんだけど(w。

注意していただきたいのは、その魔物関係の映像が思った以上にグロい事かな。怖い感じではないんですけどね。

ホントにクリーチャー絡みのシーンは見どころ十分で、絵的にかなり面白いんですが、残念ながらその部分の尺は短め。そして、それ以外のドラマ部分は映像に比べて余り上手くいってない…。序盤から出て来るコミカルな場面は垢抜けないし、時折挿入されるイギリスパートは無駄にしか見えないし。チャールズ・ダンスのギャラが高かったのかしら?

こんな感じで、最近のロシア映画らしく?長所と短所が混在した、評価の難しいヘンテコな作品でした。つまんなくは無いんだけど、期待したのと違う!と思う方が多そうです。

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シティ・コネクション [DVD]

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