シンドバッド７つの冒険と海神ポセイドン - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

11/3レンタルリリースアルバトロス

原題は'The 7 Adventures of Sinbad'。The Asylumが「タイタンの戦い」に便乗して作ったと思われる、あのシンドバッドの末裔が活躍するアクションアドベンチャーです。主演は「隣人は闇に潜む」のパトリック・マルドゥーン。ボー・スヴェンソンも出演してます。

エイドリアンが経営する国際的海運会社の巨大タンカーがマダガスカル沖で海賊に捕まってしまう。多額の身代金を要求された事で、社長自ら現地へ飛んだのだが、そこに大嵐が発生! エイドリアンが乗ったヘリは墜落し、タンカーも海に沈んでしまう。エイドリアンや船員と海賊の生き残りは見知らぬ孤島へ漂着したのだが…。

“シンドバッド”ですから、お約束通りに島の正体は巨大クジラの背中! この後は、主人公たち + 何故か島にいた半裸のスレンダー美女が、ロック鳥ならぬ翼竜に捕まったり、サイクロプスやほぼ全裸の悪霊と戦ったりと、ご先祖様さながらの七つの冒険を繰り広げていきます。更には、沈没したタンカーから原油流出の危機!? というタイムリーなネタまで冒険の一つにカウント。そして、地震や大嵐といった天災が世界同時多発して、これを鎮める為には冒険をクリアしなければならない!? といった、やたらスケールのデカい話に発展!

そんな感じで、危機また危機、クリフハンガーの連続! のはずなんですが、何時もながらに演出力、構成力共に大幅不足のThe Asylum作品だけに、まるで盛り上がってる様には見えない…。そもそも一番盛り上がりそうな、主人公がシンドバッドの末裔というのが判明するシーン(序盤は一応伏せている)も、何故そこで?! みたいなトコでやっちゃう始末で…。

とはいえ、画面上はずーっと派手な絵が続くし、ヒロイン役の女優さんが結構魅力的だったから、The Asylum作品としてはマシな方かも。まぁ笑いながら見るのが一番ですね。