ステイト・オブ・ウォー

ステイト・オブ・ウォー [DVD]
2/2リリース プライムウェーブ
 原題は'Iluminados por el fuego'。珍しや、アルゼンチンの戦争映画です。そう、1982年のフォークランド紛争を題材にした作品。
自殺未遂をした男、バルガスが病院に運ばれてくる。妻が嘆き悲しむ中、エステバンという名の男が見舞いに訪れた。彼とバルガスは、青春時代にフォークランド紛争に参加した戦友だったのだ…。
エグゾセミサイルやハリアー戦闘機など、現代兵器が初めて実戦に投入された戦争として有名ですが、本作を見る限り、戦力差は明らか。ガンガン空爆を仕掛ける英国軍に対し、アルゼンチン軍の兵士は地面に這いつくばり、じっと耐えるのみ。更に極寒と飢えが彼らを襲って…という流れ。
余りに戦力差がありすぎて、正直戦争映画としてはイマイチ。実際、主人公の回想で描かれる戦争シーンと、戦争に寄って受けた心の傷を今も抱えて生きている現在の姿が交互に描かれていて、戦争映画と言うよりは‘その後’を描いたヒューマンドラマといった趣きの作品で、そういう見方なら出来の方もまぁまぁかな。
自分勝手で無能な上官のせいで苦境に立たされる戦争映画の定番要素はあり。それとアルゼンチン映画らしく、心も体も傷ついていてもボールがあるとついサッカーをしてしまうという微笑ましい場面も。