ヘラクレス 帝国の侵略

ヘラクレス~帝国の侵略~ [DVD]
11/5リリース ニューセレクト

原題は'Hercules Reborn'。アサイラム社が、ブレット・ラトナードウェイン・ジョンソンの「ヘラクレス」やレニー・ハーリンの「ザ・ヘラクレス」に便乗して作った歴史?アクションです。主役のヘラクレスは、こちらも元WWEスーパースターのジョン・モリソンことジョン・ヘニガン。「ランナーゲーム」のクリスチャン・オリヴァー、ジェームズ・デュヴァルが共演です。監督は「バトル・オブ・バミューダトライアングル」のニック・ライオン。

紀元前十三世紀、ギリシャの某王国。欲に目が眩んだ将軍ニコスは軍事クーデターを起こし、国王を暗殺してしまう。囚われの身となった王女の婚約者アリウスは、伝説の勇者ヘラクレスを探しに少数の仲間と共に街を出るが…。

寂れた街で見つけたヘラクレスは飲んだくれのダメ人間になっていた! WWE時代は美丈夫の印象が強かったジョン・ヘニガンだけにコレはショック…。で、ヘラクレスも悪の将軍と過去に因縁があり、色々あった末に戦いに挑む!という展開です。

というか、まず軍団の描写なんか、どう見てもギリシャというよりローマ帝国みたい。それもあって、ギリシャ神話のお話的なファンタジックなヒーロー譚じゃなく、TVシリーズの「スパルタカス」のような肉弾アクションの要素が強い作品でした。もちろん、もの凄く良く言えば、ですが。

まぁ、ギリシャだローマだという前に、舞台となる王国がただの田舎町にしか見えないほどエキストラの人数が足りてなかったり、かなり貧乏臭い出来。血糊だけは多かったけど。

ドラマもグダグダでテンポ悪し。さすがに最終決戦になると、アクションが出来る人が主役なだけにちょっとは盛り上がりましたけど。

ヘラクレス~帝国の侵略~ [DVD]

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