ロストサンクチュアリ

ロストサンクチュアリ [DVD]
6/26レンタルリリース キュリオスコープ


※予告編

 原題は'A Resurrection'。昨年急死したマイケル・クラーク・ダンカンの“最後の出演作”という学園スリラーです。主演はミーシャ・バートンとデヴォン・サワ。監督・脚本の人は新人みたい。

一週間前に兄をひき逃げ事故で亡くした高校生イーライが、兄の友人たちと校内でトラブルを起こす。学校の心理カウンセラー、ジェシーが彼の話を聞き始めた矢先、その兄の遺体が埋められていた墓地から掘り出されていた事がわかり…。

この後は、兄を殺した者たちに弟が復讐! そしてその恐るべき方法とは?!という、黒魔術要素も混ぜ込んで描くオカルト染みたホラー映画でした。

ミーシャ・バートンは相変わらずおキレイだし、弟役のコもかなり不気味なルックスと、役者が揃っている事もあって、パッと見の映像は中々に決まっていました。

しかし、話の進め方が上手くなかったなぁ。話の発端がひき逃げ事故にあるというのが中々出て来ないから、一体コイツらは何を悩んでいるのかがわからない分、話に乗って行けなかったり。一ヶ所に閉じ込められた!となっても長い事放置しちゃったり。場所を移動しても何も話が動かず、ホントにただ一周しただけだったり。

こんなのが遺作になるのか…とダンカンが可哀想になる凡作でした。