ボトル・ドリームカリフォルニアワインの奇跡

7/2リリーストランスフォーマー

※予告編
　原題は'Bottle Shock'。史実に基づいたヒューマンコメディドラマです。主演はクリス・パイン、ビル・プルマン、アラン・リックマン。更にフレディ・ロドリゲス、レイチェル・テイラー、エリザ・ドゥシュク、デニス・ファリーナという豪華キャスト。監督は「プロフェッサー」のランドール・ミラーです。
1976年。カリフォルニアワインの可能性を感じ始めたワイン評論家のスパリュアは、生産地のナパバレーへと赴く。そこで最高のシャルドネ作りに賭ける男ジムと、彼を手伝うヒッピー風の息子ボーと知り合って…。
まず、風光明媚なカリフォルニアのロケーションが素晴らしい。仏米ワイン対決というベースになるお話がイイし、他にも親子愛、恋愛、友情と見どころは盛りだくさん。役者たちも楽しそうに演技してる。
しかしながら、この監督の作品はいつもそうですが、構成が雑過ぎて本当の傑作の域にまでは到達していない。もっとシンプルにすれば…と思う一方で、ここはもう少しちゃんと描いとけよと思ったり。何で、こうなるのかなぁ?
ホント、もうちょっとだと思うんですよ。それが才能の限界と言えばそれまでだけど。軽く見るには十分なんですけどねぇ。クリス・パインの見慣れないボサボサロン毛もオモロいし。