スキンウォーカーズ エクリプス
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: DVD
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原題も'Skinwalkers'。「ジェイソンX」「人間狩り」のジェームズ・アイザックが監督した、人狼を題材にしたアクションホラーです。主演はローナ・ミトラと「D-WARS ディー・ウォーズ」のジェイソン・ベア。更にイライアス・コティーズ、ナターシャ・マルテ、キム・コーツ、サラ・カーター、ショーン・ロバートといった、かなりの濃い面子が出演。脚本にも「ニューヨーク、狼たちの野望」のジェームズ・デモナコが参加してます。
満月の夜になると人狼に変身する一族。それを呪いとし、変身の夜には自らを拘束着で縛り戒める者たちと、力を解放して人肉を貪り食う者たちに分かれ、争っていた。そして彼らに伝わるある伝説。赤い満月の夜、十三歳になる少年が現れると全てが解決する…。遂に現れた少年ティムを巡って、両陣営の激しい戦いが勃発する!
要するに、今回リリースされる日本盤のジャケが示すとおり、人狼だけに焦点を絞った「アンダーワールド」みたいなお話。ただし、ローナ・ミトラは少年の母親で登場人物の中で唯一の人間という役。おかげで大して大暴れしてくれない! ガックシ…。
そして全体の出来も少々拍子抜けする感じ…。まず、人狼族の運命が!? という割りには、両陣営とも人数が少な過ぎる。結構良い役者を使ってる分、人件費が足りなくなったのかなぁ? そしてどっちも、少なくとも映像からは大して強くもなく悪くもないという印象が。おかげで余り緊迫感が感じられないんですよ。うーん、良いモン側は母子 + 一人くらいの絶体絶命! みたいな段階から話を始めた方が良かった気がします。
そして、当然クライマックスでは人狼vs人狼になるんですが、これまた余りカッコ良い絵が撮れていない…。むしろ昼間に変身前の姿で展開する銃撃戦の方が派手で良かった気すら。
まぁ役者が揃ってる分、ヒドい出来って事にはなってない。でもこれだけの面子が揃ってるから、見る前はどうしても期待値が高くなっちゃいますからねぇ。