リンジー・ローハンの妊娠宣言!? ハリウッド式OLウォーズ
11/26レンタルリリース エイベックス
原題は'Labor Pains'。何かとお騒がせ、というレベルを既に超えてる気がするリンジー・ローハン主演のラブコメディです。共演はルーク・カービー、シェリル・ハインズ、アーロン・ヨーといったところ。
出版社で秘書として働いていたセアは、度重なるミスがたたって、とうとう上司からクビを宣告されてしまう。その時、ミスの原因は妊娠してるからと、咄嗟にウソをついてしまったセア。すると、企画中だった妊娠にまつわる新刊の担当に抜擢されて…。
この後は、ウソの妊娠をごまかしながら、仕事も恋も充実。ところがついに…という、典型的なピンクコメディの流れ。
でもさぁ、すっかりダーティイメージがベッタリとついちゃったリンジーに、こういうモロにアイドル映画ノリの映画はどうなのよ? という違和感が。ブラパン姿になったり、胸の谷間を強調させたりと、ちょっとしたお色気をサービスしてはくれますが、もうそういう段階じゃないだろ? と思ってしまうんですよねぇ。
そんなリンジーへの先入観を抜きにしても、ちょっと微妙な作品だったかな。まず、肝心のヒロインが余り共感し、応援出来るキャラじゃないというのがあります。だって冒頭の仕事のミスも、頑張ってるのに…っていうんじゃなく、ホントにただのミスなんだもの。
また、会話や展開の面白味みたいなのも薄い。この辺は、作ってるのが本来アクション専門店のミレニアムフィルムズ + NU IMAGEだから仕方が無いのかも知れません。
どうかしてる! ってほど、ヒドい出来でも無いんですけどね。まぁ凡作でしょう。
リンジーの最近の作品だったら、ラジー賞受賞作でもある猟奇スリラー'I Know Who Killed Me'の方をリリースして欲しかったところ。出来はヒドいのかも知れませんが、現状こういうのしかないと思うんですよ。今のままダラダラ堕ち続けてると、終いにはThe Asylum作品に出るハメになっちゃうゾ!!
それから、先日彼女の映画での代表作であろう「ミーン・ガールズ」を何となく見直しました。敵役だったレイチェル・マクアダムスはハリウッドのトップ女優に仲間入りし、アホなオッパイちゃん役だったアマンダ・セイフライドも大ブレイク中。シナリオも書いてたティナ・フェイに到っては、アメリカンコメディ界の女王にまで登りつめちゃってる。時の流れは恐ろしいとシミジミしちゃいましたよ。
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