斬撃 ZANGEKI
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スティーヴン・セガール 斬撃 -ZANGEKI- [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2010/03/03
- メディア: DVD
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※予告編
米本国での公開時には“スティーヴン・セガール vs 吸血鬼”というニュースが流れたのに、いざ日本で公開されると“セガールがゾンビ映画に!?”という事になっていた作品。結局は、殺人ウィルスに感染すると食人鬼化しちゃうという今時の亜ゾンビホラーでした。
まぁ吸血鬼でもゾンビでもどっちでもいいんですが、このプロットでセガールが剣を構えてるポスターを見たら、誰しもワラワラと湧き出るゾンビをバッサバッサと斬り捲くる“セガールチャンバラ” or “セガール無双”を期待するというもの。
実際、役柄は非感染者を守る自警団のリーダーにして剣客という設定なんですが、セガールのアクションは近作同様にアップ多めで迫力無し、しかも出番まで少な目というガッカリ具合。本格的なアクションを見せるのは弟子さんたちの方という有り様。
ストーリーの方も、中盤までセガールとは別行動をしてる、病院に逃げ込み大した当てもなくさ迷うバカ者たちがメインで…。
結局のところ、出来は悪くてもセガールの唯我独尊な活躍を見たい! という旧来のファンにしたら、消化不良になること必至な作品でした。
一方で、低予算のゾンビ映画という観点で見ると、血糊の量もそれなりだし、おネエちゃんたちのレベルは高い*1から、まぁ意外とアリかな、という感じ。でもその見方をすると今度は無敵なセガールが邪魔なんだよねぇ。
無差別空爆まであと数時間!? というタイムリミット要素も、それが主人公たちに伝わってないからハラハラドキドキ感皆無。まぁこの“こんなのだったらカットした方がいいんじゃないの?”というダメダメな構成だけが最近のセガール映画っぽいところかな。