標的 TARGET
- 出版社/メーカー: GP~[WA
- 発売日: 2009/06/25
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任侠映画『標的 ~TARGET~』予告 竹内 力 オールインエンタテインメント
「捨て犬」「殺し屋という名の外科医」に続く、監督/浅生マサヒロ&主演/竹内力のコンビによるハードボイルドアクションです。共演は川野太郎、岡崎二朗、山口祥行、勝矢、ジェリー藤尾、若松武史という面々。
鳴沢とのコンビで数々の仕事をこなしてきた凄腕のスナイパー、神崎。仕事を難なく済ませた神崎に依頼人である霞ヶ関の裏の組織が新たな仕事を持ってくる。その標的とは、かつて鳴沢とコンビを組み、今は組織専属のスナイパーに身をやつしていたベテランスナイパー、篠山だった。
普通の映画やテレビで見る最近の力って、妙に腫れぼったい顔で引きつった様な表情しか見せてないから、ナンだか整形に失敗した往年の美人女優を見る感じで居た堪れなくなってました。
その点、全編に渡ってハードボイルドなムードが流れる本作ではずっと神妙な顔で良かった分、余り気にならずに済んでホッとひと息。
ただ、75分という短い尺もあって緊張感が持続するのは良いんですが、出来れば途中で息を抜ける様なポイント、例えばコメディリリーフを配置するとかお色気シーンを挿入するといった遊びの部分があれば、より作品世界が広がった気がします。一応、二人の殺し屋の間で苦しむ美女として汐見さおりがキャスティングされてますが、力以上に引きつった表情&演技しか出来ないんでねぇ…。
はっきり言えば脚本の出来がちょっと…という作品。ムード優先とは言え、何も言って無いに等しいし、今時ハードボイルドにスタンダードジャズってセンス悪過ぎじゃない?
とは言え、純粋な主演作が貴重になってる力なんで、ファンの方は必見なのかな。