戦場からの脱出
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2009/06/03
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1966年、ベトナム。米空軍爆撃機パイロットのディーターは、初の北爆参加にいきり立つものの、あえなくラオス上空で撃墜されてしまう。ベトコンに捕まり、拷問を加えられた末にジャングルに囲まれた捕虜収容所に送られるディーター。そこで彼を待っていたのは、数年に渡って幽閉され、もはや気力も失せかけた米兵たちだった。彼らの姿を見たディーターは早速脱走計画を練り始めるのだが…。
これだけの顔触れが揃ってれば当然ではありますが、非常に見応えのある作品でした。まず、ジャングルを舞台に繰り広げられる異文化の衝突という、ヘルツォーク十八番の展開だけでアガっちゃいます。まぁさすがに往年のパワフルな狂気は減退しているものの、それを補ってるのが我らがクリスチャン・ベイル!
冒頭、空母内での調子の乗り方もサイコーですが、いざ捕虜生活に入ってからもベトコン舐め捲り、笑顔すら見せる余裕のベイル。でもマックイーンやニューマンが見せた様なへこたれないタフさから来る爽やかなソレとは違い、どう見てもナニか一発キメてきた感じのニヤけた調子にしか見えないのが素晴らしい*1。捕虜仲間役のザーンやデイヴィスがイイ按配にヘタれてるのも実に効果的でポイント高い。
ところが本当の地獄は収容所を脱走してから。鬱蒼と茂るジャングルでの過酷な道行きにさすがのベイルも…という展開です。
序盤は空戦アクションで中盤は監獄モノ、後半戦になると決死のジャングルアドベンチャーと三度美味しい作りなのも嬉しい作品。そして最後は色んな意味で意外なラストが…。これ、ホントに実話かよ!
というワケで映画ファンは間違いなく必見でしょう。
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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