まぼろしの邪馬台国
劇場公開時の珍騒動を眺めてたからトンデモな映画じゃないのは知ってたけど、意外に気分良く見られました。
これは、今や風前の灯である九州説が軸になってるというのがあるし、自分が最初に見た松田優作やブルース・リーのモノマネをやってる頃の竹中直人が久々に見られたというのもある。そして昨夜の『タマフル』の町山大将じゃないけど、堤幸彦作品というのがお茶の間のテレビサイズだとちょうど良いってのがあるんじゃないでしょうか。撮り方もそうだし、見る者に強いる緊張感の長さもそう。もしテレ朝50周年ドラマの一本として観月ありさの「肉体の門」と並んで放映されてたら誰も気にしなかった、どころか“竹中直人の怪演スゲえぜ!!”みたいな話題になってた気が、しないでもなかったです。
もし自分が文句をつけるなら、島原の観光映画として全く機能してないってコトかなぁ。EDテロップでダラダラ見せるんなら、ちゃんと劇中に島原の魅力を織り込んでみろよ! という感じ。
それと終盤に唐突に出てくるヒッピーくずれみたいなナリをした黒谷友香はナニ? それから冒頭でヒロインと運命的(風)に別れた中国人少年はいつやってくるの? それからそれから…、あっ! やっぱり文句を言い出したらきりが無くなってきた(w。
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