バンク・ジョブ - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

1971年のロンドンが舞台の映画ですが、中身の方も1970年代のヨーロッパ製犯罪映画っぽい、カチッとまとまった男性専科の娯楽作品として良く出来てました。

これは敵も味方もイイ面構えをした男たちが揃ってる(今時のちゃらいヤツが出て来ない)のが一番大きいと思います。そしてヒロインのサフロン・バロウズ(「パーフェクト・クリーチャー」「再会の街で」)も、往時のシャーロット・ランプリングを思わせるステキな頬骨美人だし、いたる所に出てくるオッパイの数々も今のハリウッドには無い美点。

ロジャー・ドナルドソンのここに来ての充実ぶりもスゴいけど、1960年代からキャリアがあって、最近も本作以外に「GOAL!」の一作目、「マウス・タウン」とイイ仕事を続けてるディック・クレメントとイアン・ラ・フレネの脚本家コンビも見逃せない。スルーしていた「アクロス・ザ・ユニバース」も見てみようかな。

強いて文句を言えば、音楽がもうちょっとシャレてればなお良かったと思います。

最後に、ジェイソン・ステイサムとライオンズゲートのクセにこんな良く出来た映画を作るなんて生意気だゾ!!