ガンズ・アンド・バレット
原題は'Shooters'。ジェラルド・バトラーが2002年に出演していた英国製クライムアクションです。監督は連名ですが、その一人は「ラストフロント」のコリン・ティーグ。
六年ぶりに出所したギリー。早速元の相棒ジェイと組んで組織の仕事を始めるが、ジェイの強引な手法に辟易していた。一方のジェイも、妻のマリーや子供たちと共に裏稼業から足を洗おうと画策していたのだった。そんな時、ジェイが扱うマシンガンの売り手として他の街からジャッキーという男がやって来て…。
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」以降に作られた作品だし、監督が本作の後に作った「ラストフロント」がオフビートコメディの要素もある戦争アクションだったから、てっきりオサレ系のスタイリッシュなノリの作品だろうと思ったら、全編シリアスタッチの、正直に言えば地味な作りでした。地味さを象徴してるのが、男たちが寄ってたかって言い寄る美人という設定のジェイの奥さんを演じている「乙女の祈り」でブサイクな方だったメラニー・リンスキー。
緊張感が持続するのは良いんだけど、逆に緩む所が無い分、単調で盛り上がりに欠ける印象に。絵的にも地味だし、これはツラいなぁと思ったら所で、ようやくこの街にやって来た伊達男役のジェラルド・バトラー登場! あぁ、派手なこいつが現れた事で微妙なバランスが壊れ、鬱屈した日常も崩壊! という流れかと思ったら…。あれ? 出番少なくない?!
結局最後までクソ真面目で地味な映画でした。一応バトラーは出番は少ないながらも終盤の展開に大きく関っては来るんですけどね。派手なジャケ写に釣られて見ると、ちょっとツラい作品かも知れません。
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