蛇男 THE SNAKE - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
発売日: 2008/08/29
メディア: DVD
クリック: 17回
この商品を含むブログ (2件) を見る

『ゲット・カーター』のテッド・ルイスによる日本未翻訳小説が原作なんですが、何だかミステリー映画としての作りがヘンな話でした。映像には見るべき所が多いんですけどね。

まず基本的には、かつてのいじめられっ子が復讐する話。でも主人公はこっちじゃなくて復讐される男の方。で、こいつが冒頭から復讐されても当然という描かれ方なんで、見てる側として全く共感も同情も出来ないんですよ。一応は家族愛に目覚めて逆襲開始! という流れではあるんだけど、そこら辺が上手く描けてないんだよなぁ。

そして“蛇男”の復讐も結局最終的に何がしたいのかが判らないし、主人公の逆襲の方法も陰湿なもの。原作ではどうだったのかは判りませんが、他にもミステリーorサスペンスとしてどうなのよ? って部分が最後まで多くて、うーん正直微妙な出来としか言い様が無い。

数少ない見どころは、ニュー・ボンドガール、オルガ・キュリレンコ嬢の肢体! 団鬼六ばりの亀甲縛りまで挑戦! そんな彼女もあっさりと退場してしまうんだよなぁ。終盤に主人公の妻役であるミンナ・ハーパキュラ(「FCヴィーナス」)のヌードはあるけど。これも映画として絶対に間違ってる!