ルルの冒険 黄金の魂


7/18レンタルリリース ギャガ・コミュニケーションズ

原題は'De Fortabte sjæles ø'。「ライラの冒険」の際にチラッと紹介したデンマーク製のファンタジー映画です。

1871年、コペンハーゲン。そこには悪魔の使者ネクロマンサーとの戦いを続ける秘密結社があった。時代は流れて現代。両親の離婚が原因で田舎町に母や弟と共に引っ越してきたものの、心を閉ざしてしまっている十四歳の少女ルル。それを紛らわそうと黒魔術の真似事をするルルだったが、何とその儀式によって呼び出された魂が弟の体に憑いてしまった! そしてその魂の正体はあの秘密結社のメンバーにして、戦いの中で恋人を失い、失意のうちに自らの命も絶った男のものだった。弟の体を取り戻す為に、今もなお生き続けていたネクロマンサーが住む孤島へと向うルルだったが…。

要するに、北欧諸国お得意のキッズ向けファンタジーアドベンチャーでした。この手のジャンルにしては映像もしっかりしてるし、全体を見ても手堅い作り。でも、やっぱり大人が見るには少々物足りない感じでしょうか。ちょっとムードがシリアスよりなのも気になりました。

ヒロインの女の子はカワイイというより、すでに骨格が固まった美人さんという印象で、もう一つグッとくる感じじゃないのも残念。