ボクらのママに近づくな!2
5/21レンタルリリース ソニー・ピクチャーズ
※予告編
原題は'Are We Done Yet?'。アイス・キューブ主演のファミリーコメディの続編が、前作同様日本未公開のままリリース。監督は「チャーリーと14人のキッズ」「リバウンド」のスティーブ・カーです。
スザンヌと結婚し、その連れ子二人と共に同居を始めたニック。狭いながらも楽しい我が家、の筈が、スザンヌが双子を妊娠している事が判明する。意を決して新居探しを始めたニックたちは、郊外の立派な豪邸を見つけ、契約にこぎ着ける。都会からド田舎への引越しを嫌がる子供たちはブー垂れたものの、意気揚々と新居に到着! ところが、いざ住み始めてみると、そこはとんでもない欠陥住宅で…。
実は本作、ケイリー・グラント主演の日本未公開&未ソフト化作品「ウチの亭主と夢の宿」のリメイクなのです。トム・ハンクスの「マネー・ピット」のリメイク元と言ったら判り易いかな。要するにオンボロ屋敷に引っ越した主人公たちが次々に降り掛かる災難に右往左往するドタバタコメディなのでした。更に舞台がド田舎という事で、動物トラブルネタも追加!
基本的にギャグも展開もお約束系。当然、主人公を悩ませる迷惑男も登場する訳ですが、これが! 何しろこのボロ屋敷を売りつけただけでなく、欠陥を指摘する検査官、更に修繕する業者までがこの男なのです。つまりは全てのトラブルの元凶にして自作自演! これまたお約束で実はこんな男には隠された秘密が…みたいな流れになって主人公と和解するというパターンを踏むものの、それまで悪行が酷過ぎるから見てるこっちはちっとも許せる気分になれない。しかも演じてるのが超ムカつく顔のジョン・C・マッギンレーだし。
普通主人公にも落ち度があってこそ成立するパターンの筈が、それも上手く表現出来てない。それなのに嫁さんが最初から旦那よりも迷惑男の肩を持つのも納得いかないなぁ。
そんな感じで、お約束という言葉に胡坐をかきながら、それすらも満足にこなせていない駄作でした。これでもかと登場するから、マッギンレーファンの方だけ見れば良いんじゃないでしょうか。
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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