ジェイド・ウォリアー
5/30レンタルリリース アートポート
原題は'Jadesoturi'(英題は'Jade Warrior'、中国語題は‘玉戦士’)。フィンランドの神話、カレワラを基にしたフィンランド・中国合作によるファンタジーアクションです。中国側からは「孔雀」「セブンソード」「ラッシュアワー3」のチャン・チンチューが出演してます。
フィンランドでミイラと共に出土した漢字が刻まれた金属製の箱。それがカレワラに記されたサンポではないかと考えた古物商は、若い鍛冶職人を訪ねる。彼こそはサンポを作った伝説の鍛冶屋の子孫だと言い切る古物商は、若者にサンポを量産しろと脅迫。そして作業に取り掛かった若者は古代中国で繰り広げられる不思議な幻視を見て…。
おそらく監督やスタッフは中国の古装片がかなり好きなんじゃないでしょうか。結構な予算が投入されてる事もあって、美術や小道具、衣装などは、アジア人の目から見ても予想以上の出来栄えです(勿論中国人の協力もあるだろうけど)。
ところが、綺麗な映像ばかりを重視して眠気を誘う昨今の歴史大作の雰囲気まで踏襲していて…。しかも日本人には馴染みの無いフィンランド神話がベースになってストーリーが進むから、さっぱり要領を得ない。現代と古代が頻繁に入れ替わるのも見ていて辛かったです。
アクションシーンもスローばかりで、正直タルい。現代編でハンマーを武器にそれっぽく戦うシーンはちょっと面白かったですけど。
と言うか、チャン・チンチューの出番が少ないよ! 現代編のヒロインであるフィンランド美女共々、せっかく見栄えが良いのに、全然上手く使いこなしてないんだよなぁ。
予告編を見た段階では結構期待しただけに残念。まぁ珍作を探してる映画マニア向きの作品でしょう。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2008/06/25
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