太陽が弾ける日
- 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
- 発売日: 2008/02/25
- メディア: DVD
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我らが小沢仁志兄貴、俳優生活25周年記念作品! 舞台は勿論フィリピン!! 共演は実弟・小沢和義と大山なつ。監督は横井健司、主題歌は何故か小柳ゆき!
フィリピンの文字通りのゴミ溜め、スモーキー・マウンテンでゴミ拾いをしながら肩を寄せ合う様に生きてきた、血の繋がりの無い日本人とフィリピン人の混血児、通称・ジャッピーノの兄弟、トニー、マックス、レイ。やがて時は流れ、最愛の“妹”レイをまだ見ぬ故郷・日本へ連れて行く為に、トニーは混血児上がりのワルを集めてギャング団を結成し、一方のマックスは弁護士を目指していた。そんな中、日本のヤクザが街に進出してきて…。
兄貴の記念作品という事で、ここに最強Vシネマ軍団が集結! 遠藤憲一! 金山一彦! 本宮泰風! 大沢樹生! そして加藤雅也! 寺島進! 更にこれだけの面子を集めといて、典型的日本ヤクザ役の寺島進を除いて、全員セリフが英語なのが凄い! まぁ「ジャンゴ」を見て兄貴が思いついただけかも知れないけど、こっちの方が設定上の必然性が遥かにある訳だから全然OK!
そして、そんな一歩間違えたらコントになってしまいそうな事をやってるのに映画が崩壊していないのは、流石は百戦錬磨の面々だけの事はある。メガホンを取る横井健司の腕も当然あるだろうけど。
作品の方は、日本人でもフィリピン人でもない主人公たちの哀感が十二分に感じられて中々の出来。正面からぶつかり合う小沢兄弟というのも絵になる。で、ここから面白くなりそう! って所で続く!! 完結編が楽しみです。