スパニッシュ・ホラー・プロジェクトベビー・ルーム

最近の未公開作で一定レベルで楽しませてくれるのはヨーロッパ産が多いです。スリラー系ではスペイン! 適度に猟奇的で適度にエロい。という訳で、WOWOWで放送されるこの連作TVムービーシリーズを見る事に。

原題は'Películas para no dormir: La habitación del niño'。監督は「マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾」の、と言うよりこの場合「ハイル・ミュタンテ!」「ビースト獣の日」のアレックス・デ・ラ・イグレシア。

リフォームされた屋敷に引っ越してきた若夫婦。生まれたばかりの息子の部屋に音声モニターを取り付けるとスピーカーから不気味な声が。今度は監視カメラを設置するとベビーベッドの隣に不気味な男の影が! 疑心暗鬼になる旦那の姿に(当然?)嫁は息子を連れて里帰り。行き詰った旦那はこの屋敷で過去に何があったのか探り始めるが…。

ネタは在り来たりですが(大オチは‘シュレディンガーの猫’)、流石に評価の定まった監督だけに面白く見られました。嫁さん役はレオノール・ワトリング。しっかり本作でも素晴らしい肢体を披露してくれます。

一発目がこの出来なら残りもかなり楽しみです。