東京湾の突風野郎@チャンネルNECO

 隅田川の河岸界隈を舞台に、吉田輝雄扮する粋なマドロスが密輸組織に単身挑むアクション篇。どうにもスケール感が感じられないのは敵側のキャラがどれもパッとしないから。音質、画質共最悪な事もあって、1961年の作品にしては戦後臭がプンプン。公開当時に見ても古臭かったんじゃないかなぁ。相変わらず妖艶な小畑絹子(ボスの情婦にして主人公の生き別れの姉役)は良いとして、ヒロインのはずの大空真弓が物語にほとんど絡まないのもどうかと思う。主人公の弟分役でアントニオ古賀が出演。音楽は師匠の古賀政男でした。