ハンガリー連続殺人鬼

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10/11レンタルリリース キングレコード

原題は'A martfüi rém'(英題'Strangled')。邦題の通り、ハンガリー製の実録スリラー映画です。キャストは「リザとキツネと恋する死者たち」「ヒットマン:インポッシブル」のモーニカ・バルシャイくらいが知った顔という面子。監督も知らない人です。

1957年。ハンガリーの田舎町で若い女性の暴行殺人事件が起こる。当夜、彼女を勤めていた工場まで迎えに来ていた恋人の男が容疑者として逮捕され、曖昧な自白を元に終身刑が言い渡される。だが、1964年になって、同じ町で同様の手口の連続猟奇事件が発生して…。

未遂も含めて、数年に渡って続く事件。過去の事件との類似点に気づいた若き検事と、二つの事件を担当するベテラン刑事が、ぶつかり合いながらも真相を追う!という、お馴染みのパターンです。

で、冤罪事件から話が転がりだすのかと思ったら、そうとも言えるんだけど、早々に真犯人が登場してその犯行シーンを見せたり、投獄された男と彼の無実を信じる妹との間、そして第三(第四?)の被害者である生き残りの女と旦那との間にそれぞれ流れる奇妙なムードを醸し出したりと、他の映画大国の作品とは何か一味違うテイスト、リズムがあって楽しませてくれます。

また、「殺人の追憶」等、過去の似たような作品と同じく、前時代的な捜査によって…というのもパターンですが、本作はそれが社会主義政権下の時代という要素まで加わってるから、余計に興味深くなってました。

単純にスリラーとして見ても緊張感が持続するし、ラストも中々に鮮烈。「ヒットマン:インポッシブル」に続いて、ハンガリー映画侮るべからず!と思わされた注目に値する作品でした。出て来る女優さんもキレイな人が多かったし(w。
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