コップ・ハンター

コップ・ハンター [DVD]

コップ・ハンター [DVD]

原題は'Cop Mortem'(英題'Cop Hunt')。このところ「ヒットマン:インポッシブル」「ハンガリー連続殺人鬼」と、興味深い作品のリリースが続いているハンガリーから、またまた登場の刑事アクションです。監督・脚本のジョセフ・コバリックと主演のイヴァン・カマラスは、ハンガリーでロケをした「ダイ・ハード/ラスト・デイ」にスタントやら何やらで参加していた人たち。他に、クラウス・マリア・ブランダウアーの「メフィスト」に出ていた(らしい)オスカー・ガティや「ハンガリー連続殺人鬼」に出ていた(っけ?)ソルト・アンガーが共演です。

ブダペストで十日間に三人、警官ばかりを狙った連続猟奇殺人事件が発生する。地元署の刑事たちに怒りと緊張が走る中、インターポール経由でロンドン警視庁のホールドン捜査官が派遣される。そして、捜査線上に浮かんだのは、かつてホールドンが逮捕した男だった…。

オープニングから、革ジャンを着こなす主人公がクラブに乗り込み、悪党どもを便所でボコボコに!という、オーソドックスというか、昔懐かしいというか、ホントにストレートな刑事アクションでした。

ただその後の展開が…。映像は決まってるし、話の展開も変な事はしていない。しかし、主人公以外の登場人物が、観客が掴む前に次から次に出て来るから、どうにも話にノッていきづらい。

それも、出て来るのが全く知らない役者さんたちで、みんな揃いも揃ってゴツくてイイ顔してるから、“コイツはイイ奴?悪いヤツ??”となって頭はクラクラ。

おそらくは脇役の皆さんも監督やメインの役者のお仲間だと思うんですよ。だからか、撮り方の力の入れ具合が全員に均等過ぎるのも、見ていて話に入りづらくなってる原因だと思います。

クライマックスのアクションなんか、結構な迫力なんだけどなあ。格闘シーンも悪くないし、ちょっと勿体なく思えた作品でした。

mash1966.hatenadiary.com
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