TOKYOスピーシーズ

TOKYOスピーシーズ [DVD]
2/3リリース プライムウェーブ・ネクシード


「TOKYOスピーシーズ」予告

小澤マリア主演のエロティックSFアクションです。共演は南まりか。監督は「インキュバス 夢に犯された女」の笠木望です。

イジメを苦に自殺した女子高生ミチコ。だが奇跡的に蘇生した彼女は、一夜明けるとまるで別人の様に妖艶な姿に変貌。憧れの男子生徒を筆頭に、次々に男を自宅に連れ込んでいくミチコ。実はミチコの体にはエイリアンが寄生し、繁殖活動を始めていたのだ!!

うーんと、何だかバランスの悪い作品でした。まず気になったのが、やはり小澤マリアが今更JK役って事。寄生前は一応地味目なメイクをしてるものの、やはりその派手さは隠しようが無く、おかげで変身後との落差を見せられてない。また、こっちはドンピシャ! と思われた淫獣モードの方も、何だか疲れが見える劣化ぶりが目立ってピチピチ感皆無…。

役柄的に敢えてなのかも知れませんが、演技もかなり堅め。だから、お話のメインをヒロインの唯一の親友だった眼鏡っ子と、転校生に成り済まし学園に現れた女エイリアンハンター*1の二人にしたのは正解でした。ただし、こっちも特にエロいシーンがあるワケじゃないんだから、もう少し女子高生らしい女優さんを起用して欲しかったかな。スタイルは二人とも良いんですけど。

スピーシーズ”感は、興奮したヒロインがビョロビョロっと伸ばすギーガー風の例の尻尾のCGだけ。エロ描写もグロ描写も大した事無くて、むしろこの監督の作品特有のストリート感やちょっと青臭いメッセージの方が目立つくらい。

こんな感じで、題材と監督の作風、キャスティング等々の食い合わせが悪く、イマイチな印象に。やっぱこういうのはイケイケでコミカルなくらいなのが良いなぁ。

TOKYOスピーシーズ [DVD]

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*1:だからストーリー的には「スピーシーズ」というより「ヒドゥン」みたいな感じでした。