アルマゲドン・コード
- 出版社/メーカー: トランスフォーマー
- 発売日: 2009/03/06
- メディア: DVD
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原題は'Kod apokalipsisa'(英題'Apocalypse Code')。“アルマゲドン〜”という邦題がついてますがディザスターパニックではなくて、「ミッション・イン・モスクワ」のワディム・シメリョフ監督による、世界を股に掛けた女スパイの活躍を描いたロシア製アクションです。ヴァンサン・ペレーズも出演してます。
ニューヨーク、ロンドン、東京、そしてモスクワ。世界四大都市を同時に核攻撃するという驚くべきテロ計画の情報を掴んだロシア当局は、凄腕女エージェント・マリーを敵組織に潜入させる。だがそこも何者かの攻撃を受けて壊滅。マリーは次にフランス人銀行家のルイに接近するよう指令を受けるのだが…。
VFXが「ナイト・ウォッチ」のチームという事で多少心配してたんですが、序盤の大戦闘シーンはCGに頼らずに火薬の量で勝負! という豪快なヤツで迫力満点!! やっぱアクション映画はこうでなくちゃ!
そしてヒロインのアナスタシア・ザヴォロトンヤックというおネエさんは、ブルネットの髪にキュートさも残るルックス、そして抜群のスタイル(シャワーシーンもアリ!!)と、オルガ・キュリレンコに似たタイプのロシア美女で、これはハリウッドに引っ張られるんだろうなぁと思ってたら、何と既に三十代後半!? でもおばさんクサさの欠片も無い、魅力的な女優さんだと思います。
そんな感じで掴みは完全にOK! 全世界規模のロケーションも敢行して中々に豪華な作りにもなってる…んですが、いかんせん映像に比べてストーリーや展開が杜撰過ぎて…。
お話のスケールを大きく重層的にしようとしての事でしょうが、一つの要素の説明をし切らないうちにまた新しい要素が…というのの連続。更に追い討ちを掛ける様に、やたらと意味不明の回想シーンが挿入されるから、今何の目的で行動してるのかが判らなくなってしまう。
アクション映画は最低限レベルの単純なストーリーで良いと思うんだけどなぁ。魅力的な要素も多いだけに残念な作品でした。
そうそう、アクションシーンでのヒロインの見せ方が「攻殻機動隊」の影響をモロに受けてるのは微笑ましかったです。