不良街@東映チャンネル

5年のムショ務めを終えて新宿に帰ってみると組が解散していたどチンピラ(松方弘樹)。兄弟分(山城新伍)と弟分(谷隼人)を仲間に愚連隊を結成。かつての仇敵(安部徹)の懐に潜り込み、関西から進出してきたヤクザ(今井健二、中田博久)が握っていた新築ビルの地下名店街の経営権を強奪するが…。

ふわふわリーゼントでトッポい感じの松方が良い調子で暴れますが、結局は東西の経済ヤクザに押し潰され、叔父貴分(水島道太郎)と弟分を殺されてしまう。最後は菅原文太演じる兄貴分と共に、昔ながらの殴り込み。1972年製作という、いかにも時代の変わり目に作られた微妙な作品でした。

上記以外にも小池朝雄、名和宏、由利徹たこ八郎と男優陣は流石東映らしい充実ぶりですが、女優陣が弱いなぁ。ヒロインが有吉ひとみだもの。監督は野田幸男