アイス・ソルジャー

原題も'Ice Soldiers'。ドミニク・パーセル主演のアクション篇です。共演はアダム・ビーチにマイケル・アイアンサイド。監督はジェラルド・バトラー版の「ベオウルフ」を撮ったストゥーラ・ガンナーソン、脚本がドルフ・ラングレンの「ダーク・エンジェル」を書いたジョナサン・タイドールです。

冷戦時代、ナチスの研究を引き継いでソ連が開発した、遺伝子操作によって生み出された超戦士三人がニューヨーク壊滅を担って出発。だが、彼らを乗せた飛行機が北極圏に墜落してしまう。そして、発見者たちを惨殺し、三人は雪の中に消えた…。それから五十年後、長年超戦士の存在を調べてきた科学者たちは冷凍睡眠状態の三人を発見して…。

超戦士たちは金髪にムキムキボディという、若い頃のドルフ・ラングレンというかジョン・エアーズの方の「シャドー・チェイサー」感というか、B級映画好きなら直ぐ“アンドロイドだ!”と認識してしまう見た目。

しかし、実際はアンドロイドじゃなく単に遺伝子操作されてるだけなので、女科学者を見ればニヤつくし、現代のラップを聴いてノリノリになるしという、非常に人間臭い描写がされていて、ここはちょっと面白かったです*1。逆に言うと、こんな三人だけを送り込んで、ソ連軍はどうやってニューヨークを壊滅させるつもりだったのか、疑問が湧いたりも…(w。

一方、こちらも科学者にはちっとも見えないドミニク・パーセルが、色々あって途中で知り合ったアダム・ビーチ演じる先住民と協力して、蘇った超戦士たちを追う!というベタな展開。

ま、雪上のアクションはちゃんと撮れてるし、お話も一応は考えられてるので、暇潰しにはなるかな?という作品でした。

ベオウルフ [DVD]

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ダーク・エンジェル [DVD]

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*1:実はこの辺が終盤の伏線にもなってたり。あまり上手く使えてなかったけど。