ジュラシック・ブリーダー
- 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
- 発売日: 2013/11/02
- メディア: DVD
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原題は'Raptor Ranch'。「メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス」のロレンツォ・ラマスが出演している恐竜ホラーです。しかし、監督はこれが処女作だし、キャストも新人ばかり。製作はNu Imaginationってトコなんですが、Nu Imageと関係あるのかしら?
テキサスの何も無いド田舎で、奇妙な殺人事件が発生する。連邦捜査官まで出動して捜査に当たったのだが、遺体は鋭利な刃物らしきもので切り刻まれていた。そして、現場のすぐ近くの農場では何と絶滅したはずの恐竜の繁殖が行われていて…!?
この後は、街に飛び出した恐竜たちが住民たちを襲う!?という、まぁ定番の展開になるワケですが、これがまぁ田舎町のムードそのままの何ともヌル〜いテンポで…。
とにかく話の進め方がダメ過ぎる。恐竜たちを飼っていたマッドサイエンティストらしき爺様があっさりと死んじゃうから、何故現代のテキサスに恐竜がいるのかさっぱりわからないし、捜査官のロレンツォ・ラマスもさっさとホテルに帰って出て来ないから、街で恐竜が暴れても解決の糸口すら見つからないという始末。
代わりに街にいるのは、ネイティブアメリカンのヒロイン(巨乳)と、何故かこのド田舎に流れ着いたバカ大学生たちと、オカマの黒人とゴス女と派手なギャルという変な三人組…。彼らも、キャラが魅力的かどうかはともかく、その個性を活かされもせず、何となく逃げて捕まって殺されていくだけ…。
ただ、恐竜のCGだけは、造型、動き共に意外に良く出来てました。そうやって見ると、構図の取り方なんかも的確だったり。
BGMの類いがほとんど無かったりと、明らかな低予算映画。基本的に駄作だとは思いますが、昔のワケのわかんないC級映画的な楽しさはある、気がする、かなぁ…?といった作品でした。