ワールド・コード 陰謀の支配者たち

原題は'The Conspiracy'。いわゆる“陰謀論”を題材にしたスリラー映画です。主演は「フライング・スマグラー」のアーロン・プールと「コリドー」のジェームズ・ギルバート。それにアラン・C・ピーターソンも出演してます。監督はこれが初長編に人のよう。

陰謀論者をテーマに取材を開始したドキュメンタリー作家のアーロンとジム。だが、取材のきっかけになったテランスという男が突然行方をくらませてしまう。彼の部屋一面に貼られていた新聞の切り抜き記事を持ち帰った二人は、そこから彼の行方を追おうとするが…。

陰謀論映画という事で、どういう展開になるのかな?と思って見始めたんですが、かなりストレートに“ミイラ取りがミイラに”タイプのストーリーでした。失踪した男の行方を追うはずが、次第に彼が唱えていた陰謀論にハマり、遂には謎の秘密結社の存在を掴んで…という流れ。

で、基本的にモキュメンタリー風の作品なんですが、撮り方が全く素人クサくなく、しっかりした映像でテンポも良し。クライマックスなんかもかなりの怖さが出てました。

もっと捻った展開になっても…と個人的には思いましたが、新人監督が撮った作品と考えれば結構楽しめる出来ではないかと思います。

陰謀のセオリー [DVD]

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