極道忠臣蔵

極道忠臣蔵 [DVD]
11/25レンタルリリース オールインエンタテインメント

白竜が極道版“大石内蔵助”に扮したヤクザドラマです。“浅野内匠頭”に小沢和義、“吉良上野介”に加納竜、以下いつもの皆さん。監督・脚本は片岡修二です。

関東進出を果たした関西系組織・侠和会。浅川組長率いる黒崎組はその尖兵として十二分の役割りを果たしたのだが、その巨大な利権を狙う侠和会若頭・鬼頭から疎まれていた。何かと文句をつけてくる鬼頭に耐えていた浅川だったが、夜の街で遂にドスを抜いてしまう。侠和会を破門される浅川。しかし鬼頭はそれに飽き足らず、何と浅川を暗殺してしまうのだった。そんな時、関東進出の抗争で収監されていた黒崎組若頭の瀬島が出所して…。

という感じで、当然おなじみの忠臣蔵のストーリーをなぞる展開。それはいいんですが、忠臣蔵映画と言えば昔からオールスターと決まってるじゃないですか。そういうのを期待してたら、これがちょっと…。予算の関係で“四十七士”が揃わないのは仕方ないにしても、白竜の周りを固めるのが、國本鍾建、木村圭作、Kojiだけじゃねえ。小沢兄貴は? 哀川翔は? 竹内力は?? と、どうしても考えてしまう。

お話の方も、“昼行灯”のあたりが微妙に長くて停滞。これは二巻に分けて、“討ち入り”は後編に回すのかなぁ…と思ったら、あっさりと今回で終了…。

そんな感じで、別に“忠臣蔵”を名乗らなくていいじゃん、むしろ名乗らない方が普通に楽しめたなぁ…という作品でした。

極道忠臣蔵 [DVD]

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