デス・シャトル


4/2リリース CCRE 発売中止

原題は'Shuttle'。「ダイヤモンド・ラッシュ」の脚本家、エドワード・アンダーソンの監督・脚本によるスリラー映画です。主演は「スノークラッシュ」のペイトン・リストと「ブラッド」のキャメロン・グッドマン。そして「リーグ・オブ・レジェンド」で透明人間役だったトニー・カランです。

バカンス先のメキシコから深夜になってようやく空港まで着いたメルとジュールズ。もう街まで行く交通手段は無いかと諦めていた二人の前にシャトルバスの最終便が。彼女たち目当てで追いかけてきたバカ者二人とショボくれた中年男の五人を乗せてバスは出発するが、運転手はいきなり高速を降り、裏道に入っていって…。

この後は、豹変した運転手によってバスの中に監禁される乗客たち。何とか脱出しようとするものの…という流れのお話でした。誘拐監禁モノの変種みたいな映画で、一応はシチュエーションスリラーの範ちゅうでしょうか。

展開としては運転手と乗客たちの攻守が何度も入れ替わっていくパターン。まぁ二転三転と言えば聞こえは良いものの、低予算な事もあってか、起こってる事はそれなりに激しいはずなのに、実際に映ってる映像はちょっと地味めでジャブの応酬程度にしか見えない。特に前半戦は犯人の目的がボンヤリしたままというのもあって、正直退屈な感じ。

ちょうど話の真ん中あたりで、ようやく話の全体像が掴めて来るから、さすがに後半戦は盛り上がっては来ます。ジャケになってるような、エロいシーンも出てきますし。

でも、全体にシリアスなトーンで演出してる割りに、お話の穴がいたる所に見えるんですよねぇ。テンポがちょっとタルめなのも玉にキズ。

見どころと言えるのは、主演の女優二人のレベルがかなり高めなところくらいでしょうか。おかげで最後まで見られる出来にはなってますが、凡作の域は脱して無いかな。

デッド・レーン [DVD]

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※「デッド・レーン」という邦題であらためてリリース決定!