ゲスト
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2010/01/08
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原題は'The Uninvited'。韓国ホラーの代表作「箪笥」のハリウッドリメイク版です。でもリメイク権が買われた時は結構なニュースになってたはずなのに、結局劇場未公開とはねぇ。とりあえず主演はエミリー・ブラウニングとアリエル・ケベル、そしてエリザベス・バンクスにデヴィッド・ストラザーン。ドン・S・デイヴィスも出演してます。監督はCF界出身の英国人兄弟のようです。
母の死のショックから精神病院に入院していた少女アナが退院。愛する父と仲の良い姉アレックスの待つ我が家へ帰ると、そこにいたのは母の座に収まろうとしていた看護婦レイチェルだった。不安定な精神状態からか、悪夢にうなされ続けるアナ。またレイチェルの行動に不信感を覚えた姉妹は、彼女の過去を調べ始めて…。
思った以上に「箪笥」に沿ったストーリー展開でした。という事は、そちらを既に見ているヒトにはあのクライマックスでも全く驚けないワケで…。基本的に「箪笥」を見ていないヒト向けの作品でしょう。
とは言え、さすがにハリウッドらしく、あの無駄に判り辛かった構成がかなりシンプルに作り直してあります。特に父親の恋人が判りやすく悪女っぽい見せ方に。「ブッシュ」のローラ夫人を筆頭に“ステキな奥さん”的イメージの強いエリザベス・バンクスの悪女演技は貴重かな。
でもねぇ。「箪笥」の魅力の半分はあの美少女姉妹*1にあったと思うんですよ。彼女たちの可愛さがあったから、あんな構成でも見続けられたはず。それが本作ではハリウッドの若手女優の中でもそれほど可愛くないというか、ブスカワのカテゴリーに入る二人なのがなぁ…。一応、水着になったり下着になったりするから、彼女らのファンの方は必見でしょうけど。
まぁそんな感じで、いかにも未公開扱いが適当なそこそこのスリラー映画でした。それと、メーカーのトレーラーにエリザベス・バンクスの名前が出て来ないのには驚きました。他の三人は過去作込みで紹介してるのに! そりゃ劇場未公開作が多めだけど、現在のハリウッドでのポジションはどう考えても四人の中では彼女がトップでしょうに。「デス・ルーム」の時も書いたけど、このメーカーの映画知識の無さは衝撃的です。
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
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