警察署長ジェッシイ・ストーン 訣別の海

原題は'Jesse Stone Sea Change'。ロバート・B・パーカーの同名小説を、監督/ロバート・ハーモン、主演/トム・セレックのコンビでドラマ化した激シブハードボイルドシリーズ第四弾! これまでの面子に加えてキャシー・ベイカー、ウィリアム・サドラーらが参戦。メインゲストは「下宿人」のレベッカ・ピジョン(デヴィッド・マメットの嫁さん)とショーン・ヤングです。

静か過ぎる田舎町パラダイス。暇つぶしがてらに過去の未解決事件を調べ始めた署長のストーンは、女銀行家の誘拐殺人事件に目をつける。そんな時、とある父と娘がレイプ被害を訴えてきて…。

シリーズも第四作目まで来たからいい加減街に溶け込んでんのかと思ったら、相変わらず住民とも打ち解けず、別れた女房の電話を気にし、その割りにはモテモテで、禁酒してんだか諦めてるんだか判らないジェッシイ・ストーン。しかもグチを聞いて貰ってたモリーが産休(チョロっと登場はします)に入った為に署内でも所在無さげ。ところがあるキャラの奇跡の復活を機に捜査にも身が入りだしたのは笑いました。

こちらも相変わらずですが、全体のトーンはとにかく淡々と静か。だから今までのシリーズが気に入ってるヒトは必見、でしょうが、終盤の締め方がこれまでに比べて弱い気はしました。

それとショーン・ヤングが期待したほどには活躍してくれないのも残念。年甲斐の無いビキニ姿を披露してはくれるけどね。

訣別の海 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

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※原作本※合わせてリリースされる廉価版
ダウト ~あるカトリック学校で~ [DVD]

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今回ほとんど出番の無いヴィオラ・デイヴィスのファンの方には、彼女がオスカーノミネートされたこちらを。