メテオ 超巨大隕石激突
8/4レンタルリリース インターフィルム
原題も'Meteor Path to Destruction'。RHIエンタテインメントによる「アルマゲドン」系のパニックムービーで、これはその前編。お約束通りの群像ドラマで、キャストは「4400」のビル・キャンベルを筆頭に、クリストファー・ロイド(博士役!!)、アーニー・ハドソン、ステイシー・キーチ、マイケル・ルーカーといった骨っぽい面々が集結。「ダーク・ウォーター」「AVP2」のアリエル・ゲイドちゃんもチョロっとだけ出演してます。監督は「CUBE ZERO」のアーニー・バーバラッシュ。
彗星の激突によって小惑星帯から直径100kmの“カサンドラ”を筆頭とする大規模隕石群が地球への軌道を進み始める。その尖兵として地上に降り注ぐ流星雨。米軍はミサイルによるカサンドラ破壊を決定するのだが、発射の直前、監視衛星が隕石の直撃を喰らい破壊されてしまう…。
超巨大隕石の軌道を計算出来るのはクリストファー・ロイド博士のみ! ところがメキシコの天文台から対策本部へ向う道すがら、ひき逃げに遭ってあっさり死亡!? データと計算プログラムを助手のネエちゃんに手渡したものの、こいつがとんでもないアホで…。さっさと本部に電話すりゃいいのに、メキシカンギャングに拉致されるわ、そこから脱出したものの勝手にパトカーに乗ってたもんで国境で逮捕されるわ…。障害を置いて緊張感を高めたいのは判るけど、置き方を完全に間違ってるよ!
米軍は米軍で、落下する小型隕石をいちいちスティンガーミサイルで打ち落として喜んでる始末。軌道の計算をノートパソコンに手打ちでやってるのもヒドいなぁ。
そして悪しきアーウィン・アレン主義というか、RHIのこの手の作品の定番で“この緊急事態の裏で様々な人間模様が…”という展開もあり。そのメインがビル・キャンベルの娘を基地外マイケル・ルーカーが狙ってるという話なんですが、その娘はこの事態にアホなアンちゃんとお気楽にドライブ! そのお爺ちゃんのステイシー・キーチ署長は、ふだんは蔑まれているもののこの事態にしゃしゃり出てきたホワイトトラッシュなオヤジたちと小競り合い&説教! もう描かれてる事全てがIQ低過ぎ!!
こんなアホな展開ばかりなのは、脚本家*1がWWEのライター出身だから、じゃないと信じたい…と思ったら、こいつが関ってたのが『SmackDown!』が一番盛り下がってた二、三年前と判って納得しました。
そんな感じで、マジメに見たら損をする、笑ったモン勝ちな完璧バカ映画でした。後編(9/7リリース)も一応見るつもりですけど…。
それにしてもショーン・コネリー版の「メテオ」は何故DVD化されないんですかねぇ?
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