ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: DVD
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プレッシャーに負け、結婚式の当日に身重の花嫁リビーを置いて逃げ出してしまったヘタレ男のデニス。それから五年。デニスはチビ・ハゲ・デブの三重苦を抱える自堕落な中年男になっていた。そんな中、息子ジェイクを産んだリビーに新たな恋人が出現!? しかもそのウィットという名の男、デニスとは正反対のリッチでスマートないい男。ショックを受けるデニスだったが、ウィットが数週間後に開催される市民マラソンに参加すると聞いて一念発起。愛する者たちを再び手に入れる為、仲間たちの応援も受けてフルマラソン完走を目指してトレーニングを開始したのだが…。
グハーッ!! 今月リリースされてれば、奇跡の様なグッドタイミングだったのに!!
それはさておき、ジャド・アパトー作品に代表される様な、イイ歳したボンクラ男が今更ながら大人への通過儀礼に挑戦するタイプの良作コメディでした。それにしても“何をやらせても中途半端”“いつも何かのせいにして逃げて来ただろ!”等々の、周囲の人間が主人公に浴びせかける言葉が自分に対しての様に感じられて、思わず泣き出してしまいそうな気分に…。
当然そんなボンクラにサイモン・ペッグは激ハマり。冒頭のシーンでは彼には珍しいロン毛姿も見られるから、彼のファンは必見です。
そして、恋愛話に加えて父子モノ、更にスポーツ感動系の要素まであるから、ペッグ主演作の中では一番一般受けする内容じゃないでしょうか。こじんまりと綺麗にまとまってる点はイギリス映画らしいけど、監督がニューヨーカーのシュワイマーだからか、ハナにつく程お高くとまった感じでもない。まぁその分、イギリス映画独特の毒みたいなのも中和されちゃってますけどね。