ツインズ・ミッション
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原題は‘双子神偸’(英題'Twins Mission')。色々と大変なジリアン・チョンとシャーリーン・チョイのTwins主演によるアクションアドベンチャーです。共演はサモ・ハン・キンポー! ユン・ワー! それにウー・ジンにサム・リーといった面子。
チベットから伝説の秘宝“宝珠”を列車で運ぶヘイとその叔父ラック。だがそこに二組の双子が現れ、死闘の末に肝心の宝珠は見知らぬトラックに乗り、何処とも無く運ばれていく。ヘイの正体はすでに解散した双子ばかりを集めた武術学校“双子門”の門弟だった。宝珠が香港にあると知ったヘイたちは、かつての塾長に協力を仰ぎ、塾長はサーカス団に預けていたかつての門弟たちに召集を掛けて…。
最初にぶっちゃけると、実質的な主役はTwinsじゃなくてウー・ジンの方。前半なんか特に、ウー・ジンが宝珠を探し回ってる間、空中ブランコ乗りという設定のジリアンとシャーリーンはつまらない事でケンカしてばっかり(カワイイから良いんだけど)。
でまぁ、悪役も“双子門”から別れた一派という事で、敵も味方も全員双子というのがミソの作品でした。Twinsが双子というのはお約束として、雑魚キャラはほとんど双子タレントの人たち。ウー・ジンは一人二役ですが、兄貴の方がすぐに死んじゃうんで問題無し! そして敵味方双方のボスをユン・ワーが演じていて、クライマックスではユン・ワーvsユン・ワーが実現! サモ・ハンだけが双子じゃないのが不思議だったなぁ。
映画全体で言うと、基本的はアクションアドベンチャーという事で良いんでしょうが、途中で妙に猟奇的なシーンがあったり、急に難病の少女を癒すハートウォーミング系になったり。話の方もあっちに行ったりこっちに行ったりで、お世辞にも上手く行ってるとは言い難い出来でした。
但しアクションだけは最初から最後までハードに展開して見どころ十分。まぁウー・ジンが主役なんだからそうじゃなくちゃね。
要するに良くも悪くも香港映画らしい作品。Twins、特にジリアンの方は女闘美あり、これまた双子のコブラに締め付けられたり、口に咥えたりと色んな意味で嬉しいシーンの連続なんで、彼女たちのファンは当然の必見です。
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