Eastern Promises(イースタン・プロミス)
※予告編
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」に続く、クローネンバーグ×ヴィゴ・モーテンセンのコンビによるクライムドラマ。共演はナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、アーミン・ミューラー=スタール。日本では今夏公開予定(遅ッ!!)。
お話は、病院に担ぎ込まれた十四歳のロシア人妊婦の死に立ち会った看護師が、彼女の身元の唯一の手がかりとなる日記を手にした事から裏の世界に足を踏み入れて…という流れ。そこで出逢ったクールな運転手がヴィゴで、まぁ基本的な構造は典型的なヤクザ映画のノリ*1。
だから当然ラストは「ヒストリー〜」同様の殴り込みかと思ったら…。意外に穏やかなトーンで締め括られて、これならヴィゴファンの女性でも大丈夫じゃないでしょうか。全体的に見てもかなり渋めな作りだし。でも唐突にクローネンバーグ特有の強烈なバイオレンスが飛び出すから要注意。個人的にはもっとヤクザな話の方が好きだけど、これはこれでアリって感じかな。
マフィアのボス役がミューラー=スタールというのはかなり意外なキャスティングで、実際好々爺に見えて実は…みたいな狂気の部分が見えなかったのは残念。やってる事は相当に鬼畜だけどねぇ。典型的な二代目役のカッセルはばっちりハマってましたが。
ヒロインのナオミ嬢は相変わらず綺麗。パパの形見のロシア製大型バイクを乗り回す意外な姿も見せてくれるし。でもハイデフで見ると流石にお肌の具合が…。
最後にヴィゴのチ○コは人並みでした(w。
※物語の発端となるロシア人少女役のSarah-Jeanne Labrosseちゃん(出番少な過ぎ!!)が出演していて、国際的人身売買組織も描いている「ヒューマン・トラフィック」の感想はこちら
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*1:ストーリーの詳細は何時も通り町山氏のポッドキャストも参照の事。