マクベス ザ・ギャングスター
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- 発売日: 2008/06/13
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原題も'Macbeth'。シェイクスピアの同名戯曲を現代を舞台にアレンジしたオーストラリア製クライムアクションです。主演は、ジェームズ・キャメロンの最新作'Avator'、更に「ターミネーター4」のメインキャストに抜擢されて、来年世界的にブレイクするのが必至のサム・ワーティングトン。監督は、ラッセル・クロウがネオナチ青年を演じてた「ハーケンクロイツ ネオナチの刻印」のジェフリー・ライト。
ストーリーは、当然『マクベス』です。基本設定を麻薬組織の権力争いに変え、それを今どきのオサレ感覚の演出で映像化したと聞いて、見る前に“こんな感じかな”と想像したそのまんまな出来栄えでした。セリフもほぼ原典通りでそれなりに面白くはあるんだけど、個人的は予想の範囲を越えたところが無い分、余りピンと来ませんでした。
メーカーの宣材には“暴力とエロス”と謳ってあって、実際そういう要素もあるんだけど、それ程大した事はない。三人の魔女がコギャル風になってたりはしますけどね。もっとそういった部分を強調して、全体の構成にも大胆なアレンジを施した方が面白くなったんじゃないかと個人的には思います。
本作を見て、ほぼ同じコンセプトで映画化されたバズ・ラーマン版「ロミオ&ジュリエット」が奇跡的だったのを、あらためて実感出来ました。
ロミオ&ジュリエット (ベストヒット・セレクション) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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