ブリザード・エッジ
12/21レンタルリリース ファインフィルムズ
原題は'Blood Predator'。パッケージは一見ディザスターパニック風ですが、実際は雪山を舞台にしたモンスタースリラーです。
スキー客たちを乗せた小型飛行機が雪山に墜落。辛うじて命を取り留めた男女七人は近くの山荘にたどり着く。だがそこには人影は無く、食料も見当たらない。停めてあった雪上車も故障中。とりあえず救助を待つ事にした七人だったが、そこは謎の蜘蛛型モンスターが餌を呼び込む為の巣だった!
これは酷かった…。何が酷いって、こういうサバイバルものって誰か一人くらいはしっかりしたヤツがいて皆を引っ張るモノですが、登場する男どもが揃いも揃ってアホばかり! 女性の方は少しはマシ(ヌードも披露するし)だけど、食料も無いのに生き延びようという努力もせず、のん気に絵を描いたり、読書をしたり、ポーカーをしたり、セックスしたり、レズったり…。全員緊張感の欠片も無し! 前半はずっとこんな調子でダラダラ続きます。
で、何でこんなアホなシーンが続くのかと思ったら、一番の見せ場であるモンスターの出来が更に酷かった…。
前述の通り蜘蛛型のボディに例のギーガーのエイリアンを丸パクリした頭が乗っかってるデザインなんですが、動かす用のCGはショボショボ、人間と絡ませる筈のフィギュアは微動だにせず。その代わりに舌を長ぁく伸ばして人間を倒すゾ!
それでも余りに前半が眠たい内容なので、こんなショボいモンスターが出てくるだけでも面白く見えてしまうから困る。
しかしちゃんと見れば合成はムチャクチャだし、リボルバーは弾切れしないし、大爆発のCGは安いしと、やはりダメダメな出来なのでした。
- 出版社/メーカー: video maker(VC/DAS)(D)
- 発売日: 2008/03/05
- メディア: DVD
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