オーバーヒート輝きの先に - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

「鬼哭の戦場」の渡辺大、前田亜季主演の青春オートバイドラマ。あらすじは公式を参照…と書こうと思ったけど、余りに触れられてない点が多いので書いときます。

ドゥカティ1098に魅せられた青年ハヤト。コインロッカー荒しの常習者だった彼の、今日の戦利品はヤクザが密売しようとしていた宝石だった。これでドゥカティが買えると喜び、闇ルートに流そうと考えたハヤトは、足がつかない様にする為に見ず知らずの盲目の女子高生アオイを利用する。大金を手に入れ、憧れのドゥカティを手に入れたハヤトだったが、どうしてもアオイの事が気になって…。

これは脚本が酷いなぁ。オートバイ好きの青年と盲目の美少女の恋というのは、ベタではありますがまぁ良い。でも主人公がロッカー荒しというのにまずドン引き(これは最後まで反省せず!)。更に自分の欲望の為に障害者につけ込むというのも最悪にも程がある。しかもヒロインに同情した理由が自分と似た境遇(家族に恵まれてない)だからというのは…。他人の不幸は何とも思わずに寧ろ歓迎して、自分だけは被害者顔…。こんなヤツが主人公で、さぁ純愛でございって言われても、こっちが困るってぇの! それにそんな金で買ったバイクだから、疾走シーンもちっともカッコ良く見えない。

逆に一応悪役のポジションの筈の宝石を取られたヤクザ(風間トオル、酒井一圭、春田純一、何故かエレキコミックのやついいちろう)は何にも悪い事してない、寧ろ被害者でしょう。

対する相手役の前田亜季。まだ二十二歳とは思えぬ劣化ぶり。パッと見はまだまだロリロリで…って感じですが、アップになるとお肌の具合が…。一応、養父に襲われそうになるシーンはあり。お色気要員としては森下悠里が登場。青田典子がヒロインの主治医役で出てますが、こっちはエロいシーン皆無。

そんな感じで、最初からちっともノレない作品でした。まぁこの辺はスタッフも判っていたのか、最後の美味しい所を宅麻伸演じるバイク屋のオヤジが全部持っていく謎展開に。そして驚愕のどんでん返しも! これで多少はスッキリしたかな。

そうそう椿隆之も出演してるんですが、何故公式では紹介してないんだろう? まぁ出番は少ないし、主人公に匹敵するモラルの欠片も無い酷い役柄ですが。

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